◇◇◇ 化学物質管理試験について各方面からの声 ◇◇◇
東海大学工学部光・画像工学科学科長・教授 文部科学省技術士分科会 臨時委員 技術士(化学部門) 前田秀一 コロナ以前の話です。ダイエットしようとスポーツクラブに行きました。エアロビクスの輪の中に入ろうとするも、人があふれていて隙間がありません。ところがすぐに、エアロビクスに興じている人達が、ぼんやりと立っている“中年親父”に気づき居場所を作ってくれました。 資格は取ることより生かすことが重要です。そう考えると、資格を取った上で、その関連協会に関わるのがベストです。『化学物質管理士協会』の方々は、上記のエアロビクスに興じていた人達のように、誰かが門をたたけば新たに居場所を作り仲間になってくれるはずです。まずは、試験への挑戦から始めてみて下さい。そして出来るだけ早く仲間入りして、本資格による利益を得て下さい。
日本大学生産工学部環境安全工学科教授 技術士(化学部門) 坂本恵一 化学物質は過去,化学技術の発展に伴う資源の大量消費をもたらし,健康被害や地球環境問題を引き起こしました。その結果,多くの方々が,化学物質に対して負のイメージを持っています。 また、生産された化学物質は,流通機構を通じて川下企業に移送されいくつかの加工工程を経て,最終製品となります。このように化学物質は,国境を越えることもあり,化学品に知見のない方々によっても,広く取り扱われます。 世界中で化学品を取り扱っている人は膨大ですが,その中には化学品の安全性,危険性,有害性,取り扱い方法に関する知識を持たない人が多くいるのが現状です。近年、化学物質管理が広く実施されるようになり,これらの問題解決にも効果を上げてきております。 今般のコロナ禍においても,化学物質に関する知識が乏しいために,消毒液等に対する誤った情報が巷にあふれていました。 常日頃から化学物質を取り扱っている皆様には,その専門知識を生かした化学物質管理のさらなる実践力を高め,地球環境問題に貢献することを目指していることと存じます。 さらに一般の方への化学物質の持つ有用性を啓発するためにも,ぜひ化学物質管理士および化学物質管理士補試験を受験して、『有資格者管理』へと化学物質管理のグレードアップ化を進めて欲しいと考えております。 |